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高橋 知之; 本間 俊充
保健物理, 34(4), p.365 - 374, 1999/12
原子炉事故時における長期的被ばく線量評価において重要な、地表面に存在するCsからの外部被ばく線量評価モデルについて、モデル及びパラメータの妥当性検証を実施した。本解析には、チェルノブイル原子力発電所近傍の表層土壌中Cs濃度のモニタリングデータを使用した。土壌中への核種の浸透を考慮したモデルとの比較により、現在一般的に用いられている表層からの核種の除去を2成分で表現したモデルが妥当であり、移行が速い成分の割合が最も重要なパラメータであることを示した。また、本解析領域においては、移行が速い成分の割合は0.09から0.69程度であり、核種の浸透による積算線量の減少の効果は減少を考慮しない場合の30%から90%程度であることを明らかにした。
嶋田 和真; 佐々木 利久*; 木村 仁宣; 宗像 雅広
no journal, ,
オフサイトにおいて住民の避難誘導等を行う防災業務関係者の線量評価モデルを構築した。福島第一原子力発電所(1F)事故時のオフサイトで活動した防災業務関係者の活動記録に対して本線量評価モデルを適応して外部被ばく実効線量を算出し、個人線量計の実測値と比較を行い、モデルの適応性を検討した。
高橋 史明; 佐藤 薫; 真辺 健太郎
no journal, ,
原子力規制庁では、国内の放射線規制へICRP2007年勧告の主旨を取り入れるための議論を進めている。放射線規制の改正があった場合、放射線防護のための基準値も見直される。原子力機構では、内部被ばく防護のための新しい基準値の基本となるICRPの実効線量係数について、基本とするモデルに従い正確に導出されることを検証するため、基盤技術となる内部被ばく線量評価コードを原子力規制庁からの受託事業で開発している。開発したコードは、ICRP2007年勧告に準拠する線量評価モデルやデータを実装し、今後に公開が予想される新しいモデルを簡便に追加できる構成としている。これまでに公開されたICRPの新しい実効線量係数を参照して、開発したコードの妥当性を確認した。他、放射線事業者の内部被ばくモニタリングに有益な機能も開発し、同コードに実装した。